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近年、我々は歯科医療と口腔健康管理の充実により、国民の健康寿命を伸ばし、元気な高齢者を増やすことに貢献してきました。 口腔の健康が、全身の健康と密接に関わることのエビデンスが多く得られたことから、口腔健康管理によりさらなる健康寿命の延伸が 期待されています。超高齢化社会における歯科界の新しい役割は、 各ライフステージにあった、継続した口腔管理から始まると考えています。 定期的な口腔ケアがオーラルフレイル予防につながり、ひいては要介護状態にならないための 全身のフレイル予防につながります。 歯科医療従事者は、口腔内の予防、治療を行う上で、口腔内でなく、全身の様々な疾患の予防、また、 治療の手助けをしていることを念頭に日々プライドを持って、予防治療に当たることが必要です。 定期健診や予防の大切さを多くの人に広めることが、地域住民の健康向上に不可欠と考えています。